研課題
J-GLOBAL ID:202104015769481577  研究課題コード:10102295

寄生性ベクター構想に基づく新規害虫防除法の開発

実施期間:2010 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 原虫病研究センター, 助教 )
研究概要:
アブラムシ類の天敵寄生蜂であるコレマンアブラバチの宿主間を渡り歩く宿主探索行動を活かし、アブラムシ類の昆虫寄生菌であるLecanicillium属菌を害虫へと運ぶベクターとして天敵寄生蜂を利用する「寄生性ベクター」という新たなコンセプトに基づいた害虫防除法確立の可能性を検証した。Lecanicillium属菌を保菌したコレマンアブラバチをワタアブラムシ個体群中に放飼したところ、寄生蜂単独放飼区に比べ強力にワタアブラムシの増殖を抑制し、コレマンアブラバチはLecanicillium属菌の寄生性ベクターとして機能することが明らかとなった。今後はコレマンアブラバチの羽化とLecanicillium属菌の伝播を長期的に繰り返す実圃場での試験を実施し、その防除効果を実証することで新規防除資材の開発への展開を目指す。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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