研課題
J-GLOBAL ID:202104016117422508  研究課題コード:08003088

C型肝炎に対する治療薬の研究開発

実施期間:2007 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 医歯(薬)学総合研究科, 教授 )
研究概要:
C型肝炎ウイルス(HCV)は、感染すると高率に慢性化し、肝臓がんの原因となるウイルスであるが、有効なワクチンがなく、現在使用されているインターフェロンは高価なこと、リバビリンは副作用が強いことなどから、新しい治療薬の開発が強く望まれている。しかし、HCV には効率の良いウイルスの培養系が存在しないことから、有効な薬剤の探索が困難な状況である。そこで,我々は HCV と同じフラビウイルス科に属するウイルスでありながら、ヒトに対して病原性を示さない bovine viral diarrhea virus (BVDV) を用いて、薬剤の抗ウイルス効果を効率良くスクリーニングする方法を確立した。さらに、この方法を用いて多くの薬剤の抗ウイルス効果を検討したところ、γ-カルボリン誘導体の1つに選択的な抗 BVDV 効果を同定することに成功した。本研究では、このγ-カルボリン誘導体を中心に、種々の新規化合物についてHCV に対する抗ウイルス効果を検証し、安価で有効性の高い新規抗 HCV 薬の実用化を目指す。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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