研課題
J-GLOBAL ID:202104016248397274  研究課題コード:11101532

有機EL材料の高発光効率・高耐久化を目指したフッ素化ヘリセンの創製

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院理学系研究科, 准教授 )
研究概要:
本研究では、当研究室で開発したパラジウム触媒を用いた炭素-水素結合切断を伴う直截的炭素-炭素結合生成反応により、一挙にヘリセン類を簡便に合成する手法を基に、従来の方法では合成が困難であったフッ素置換基が導入されたヘリセンを合成することが目的としている。フッ素化されたヘリセン類を配位子とするイリジウム錯体を形成すると、発光効率化が重要な課題となっている青色有機EL材料において、従来のものを凌駕できる高発光効率、高輝度な材料の開発が十分に期待されるために、機能性材料として非常に有望な化合物群である。今回、我々は本合成法を活用することにより、フルオロアザ[4]ヘリセン-N^オキシドを合成することに成功した。これを通常の条件にて、還元することにより、目的とするフッ素化されたアザヘリセンの合成にも成功した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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