研課題
J-GLOBAL ID:202104016285082232  研究課題コード:12102502

発芽誘導を利用した芽胞数の新たな迅速測定技術の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 食品工業技術センター, 副主任研究員 )
研究概要:
蛍光染色法は、数十分で微生物数を迅速に測定できる分析法であるが、外壁を有し休眠状態にある芽胞については染色できなかった。本課題では、圧力発芽誘導処理によって芽胞の染色性を向上させることで、芽胞を迅速測定可能(1時間以内)にする手法について検討した。その結果、本法は種々の食品由来芽胞を発芽・染色でき、発芽誘導物質(アミノ酸、糖類)に比較して広範囲の属種の芽胞に効果があることが分かった。また、実際の食品中(香辛料、液体調味料等)の芽胞も染色可能で、市販の微生物数の迅速測定装置にも応用できることを確認した。本法と培養法との相関は0.9以上、液体系試料の場合、検出感度は約300 cell/mlであった。
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タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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