研課題
J-GLOBAL ID:202104016295863844
研究課題コード:11101046
二酸化炭素を用いた太陽光応答触媒的ベンゼン-フェノール転換
実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 工学研究院, 助教 )
研究概要:
太陽光を利用したフェノールのベンゼンからの効率的かつエコな直接合成を目指し、CO2雰囲気下での水中ベンゼンの光酸化を様々な触媒を用いて行った。TiO2単体、金微粒子担持TiO2、鉄修飾TiO2による酸化をCO2分圧を変え調査したところ、CO2分圧120kPaの時、金微粒子担持TiO2上で選択率96%、収率11%でフェノールが得られた。CO2雰囲気下での反応は汎用的であり、シクロヘキサン選択的酸化など他の有用反応にも応用できた。酸化鉄担持TiO2によるシクロヘキサン酸化では、光照射時間、CO2分圧の最適化により、選択率100%、TON200にも及ぶシクロヘキサン、シクロヘキサノール合成に成功した。
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