研課題
J-GLOBAL ID:202104016613159361  研究課題コード:11104109

ガラス内部のアルカリイオンを光で追い出すアルカリ金属ディスペンサーの開発

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究院, 准教授 )
研究概要:
アルカリ金属を含有したガラスに紫外線を照射するとアルカリ原子が真空中に追い出されることを過去の実験で見いだした。この現象を利用すると、従来の熱的な方法によるアルカリ原子供給源よりも応答が速く不純物生成の少ないアルカリ原子源の作製が期待でき、高純度のアルカリ金属が必要な新規材料合成分野などでの幅広い応用が見込まれる。実験ではパイレックスガラスにイオン交換によりルビジウムを拡散させた試料を作製し、紫外線を照射して、ルビジウム原子の脱離を測定した。現在のところ、ルビジウムと思われる信号と、光照射に由来する原因不明の信号の分離が十分できておらず、実験装置の工夫も含めて、今後引き続き研究が必要である。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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