研課題
J-GLOBAL ID:202104016844793330  研究課題コード:12101812

人工染色体を活用する化学物質の高感度発がんリスク検出法

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 染色体工学研究センター, 准教授 )
研究概要:
内在遺伝子を含まない人工染色体(HAC)の数の変化を指標とした、迅速で高感度の染色体不安定性検出系開発を進めた。薬剤耐性遺伝子、GFP発現カセットを搭載したHACを構築し、FISHでの染色体解析が容易なマウスA9細胞に導入した。CENP蛋白過剰発現による異数体化誘導で高頻度でHAC増幅を確認でき、これが染色体不安定性の検出系として有用なことを明らかにした。A9細胞以外にもヒト細胞を含む、宿主の異なる多数の資材樹立に成功した。今後FISHではなくHACに由来するGFP蛍光強度の差、薬剤耐性濃度の差、コロニー形成アッセイでHAC増幅を簡便に検出できることを証明し、これらの資材が染色体不安定性をもたらす化学物質のHTSに利用可能なことを示す。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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