研課題
J-GLOBAL ID:202104017097754319  研究課題コード:11104283

回折領域境界の波長依存性を利用したRGBカラー分解素子に関する研究

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工芸科学研究科, 教授 )
研究概要:
本研究開発は、単板式の小型カラーイメージセンサにおける入射光利用率の向上のため、カラーフィルタに代えて、RGB分波素子の適用可能性を探ることを目的とした。カラー分波のために回折格子を利用するが、通常の波長分散の利用に加え、特に、回折-非回折の境界が波長に依存することに着目し、2つの回折格子を組み合わせた新たな方式・素子を検討した。この新方式についてはFDTDを用いたシミュレーションにより分波の基本原理は検証できたものの、具体提案には至らなかった。すなわち、反射光や迷光を抑えるために具体構造を検討したが、材料や構造の制限から、入射光利用率が事業化に耐えうる60%以上のRGB分波を期待するのは、単純構成では困難であると判断した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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