研課題
J-GLOBAL ID:202104017155580067  研究課題コード:10102171

層状複合酸化物を用いたディーゼルパティクレイト同時除去可能なNOx浄化触媒の探索

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学部, 教授 )
研究概要:
本課題では、ディーゼルエンジンから排出される粒子状物質を比較的低温で酸化除去するNOx浄化触媒として貴金属を含まない (Ln, A)3 (Mn, Fe)2O6-δ(Ln=La,Ndなど、A=Ba,Sr、δは酸素欠損量)層状ペロブスカイトを複合化することにより、新規貴金属フリーNOx浄化用触媒の実用化を目指した。本研究での目標は1)貴金属を含まない複合酸化物の元素の組み合わせ最適化と、2)粒子状物質を還元剤とし、NOxと粒子状物質を同時除去できる触媒の開発であり、その結果、上記層状ぺロブスカイトを用いることにより、NOxと粒子状物質の同時除去反応が確認された。さらに、ガソリンエンジン用NOx浄化触媒への適用の可能性も示唆され、将来はプラグインハイブリット自動車を含めたあらゆる内燃機関を搭載した次世代自動車等に用いることのできる理想的な排ガス浄化技術すなわちNOx直接分解触媒への適応も考えられる。
タイトルに関連する用語 (5件):
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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