研課題
J-GLOBAL ID:202104017213495822  研究課題コード:13411660

ダイズ内生ペプチドエリシターによる病虫害抵抗性と機能性の向上

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生命環境科学研究科, 准教授 )
研究概要:
傷応答を起こさせない条件でのダイズ植物体へのペプチド投与方法を確立し、病害抵抗性に関わる遺伝子の発現レベルを解析したところ、抗菌活性のあるキチナーゼや、ファイトアレキシンであるグリセオリン合成に関わる遺伝子が誘導された。また。ダイズ落葉病菌への簡便な感染方法を確立して、ペプチド処理後にダイズ落葉病菌を感染させたところ、ダイズ落葉病菌の特徴的な病徴である茎内部の褐変化が抑えられた。これらのことから、内生ペプチドエリシターが、実際に病害抵抗性を向上させることが明らかとなった。また、ダイズの機能性成分であるグリセオリンの合成が活性化されている可能性が高まった。今後、内生ペプチドエリシター遺伝子を使った分子育種により、病害抵抗性と機能性の向上が実現できるか検討したい。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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