研課題
J-GLOBAL ID:202104017288472038  研究課題コード:11101203

GIRKチャネルを標的とした新規鎮痛薬および鎮痛補助薬の開発に関する研究

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生命科学研究部, 教授 )
研究概要:
GIRKチャネル阻害活性をもつ鎮咳薬チペピジンの新規鎮痛薬および鎮痛補助薬としての可能性を追求するために、マウスでの種々の疼痛試験法を用いてチペピジン単独の、およびモルヒネと併用した時の鎮痛作用を調べた。その結果、チペピジンは、ホルマリン疼痛試験法および酢酸ライジング疼痛試験法で鎮痛作用を示した。また、この鎮痛作用はチペピジンを連続投与してもその作用強度に変化は見られなかった。さらに、坐骨神経結紮による難治性疼痛モデルにおいて、モルヒネとの併用で鎮痛作用を示すことが示唆された。このように、GIRKチャネル阻害作用をもつチペピジンは新規の鎮痛薬および鎮痛補助薬になり得ることが示唆された。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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