研課題
J-GLOBAL ID:202104017383139575  研究課題コード:7700009209

蛋白質安定化剤の開発

実施期間:2006 - 2006
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , (素材技術研究部), 研究管理員 )
研究概要:
インフルエンザウイルス診断キットは、抗原と抗体との特異的な反応を利用しており、この原理は様々な臨床診断や食品分析等に応用されている。抗体や酵素は蛋白質であるが、一般に蛋白質は熱に弱く、常温で保存すると活性が減少することから、蛋白質の安定化は重要な研究課題となっている。このため各種化合物の蛋白質安定化効果を検討し、トリペプチド(β-アラニルオルニチルオルニチン、β-Ala-Orn-Orn)が有効であることを見出した(特願2005-239715)。本ペプチドは化学的に合成することもできるが、高価となる(依頼合成では25mg で135,000 円)ことから、β-Ala-Orn-Orn がシジミエキスに含まれていることを見出し、シジミエキスから製造する方法を特許出願した(特開2005-200377)。シジミエキスから精製することで安価に製造できると試算されたことから、本研究では、蛋白質安定化剤β-Ala-Orn-Orn の実用化を目指し、シジミエキスから高効率に分離精製するための技術開発を行う。
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る