研課題
J-GLOBAL ID:202104017521450007  研究課題コード:12102413

インジェクタブル多血小板血漿(PRP)調製システムの開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 医歯学系, 准教授 )
研究概要:
美容整形で社会問題化しているPRP注入療法による「青あざ」が、調製者の未熟な技術による赤血球の混入であることから、従来の遠心分離法にたよらないフィルターによる調製法の開発をめざした。しかし、赤血球と血小板の一体化が予想以上に強力であったことから、フィルターによる分離で最適な条件を見つけるには至らなかった。そこで、代替法として、従来の遠心分離でBuffy coatを分画化するステップを見直し、血小板を血漿分画全体に濃縮することとした。この分画から赤血球分画と接しない部分(上部90%)を再度遠心することで赤血球の混入しないPRPを容易に調製できた。初期の目標とは異なるものの、これは調製者の技術的熟達度に影響されない方法であり、「青あざ」発生の危険性を著しく低下させる効果が期待できる。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る