研課題
J-GLOBAL ID:202104017521652947  研究課題コード:12101310

190nm真空紫外線を利用した気相水銀酸化除去法の実用性評価

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究科 環境エネルギーシステム専攻, 教授 )
研究概要:
本研究は,波長190 nm真空紫外線で生成させた低コストのO3を利用して,燃焼排ガス中元素水銀Hg0を,水溶性の酸化水銀HgOに転換し,湿式脱硫装置内で石膏CaSO4に化学吸着させる水銀除去プロセスの実用性評価を目標とした. モデル排ガス(Hg0/NO/O2)を用い湿式脱硫装置を模擬した環境でCaSO4へのHgOの化学吸着挙動および脱着挙動を調べた.Hg0は約97%がHgOに酸化され,CaSO4にほぼ100%化学吸着されること,またHgは脱着しないことがわかった.本提案プロセスは既存プロセスへの付加が容易であること,低コストで高性能であることから実用性は高いと評価できる.今後,実用化段階に進む予定である.
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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