研課題
J-GLOBAL ID:202104018298990866  研究課題コード:15667326

IITSL:スマートライフを実現する知的統合交通

体系的課題番号:JPMJSC16E1
実施期間:2015 - 2019
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 工学研究科, 教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJSC16E1
研究概要:
1)構想づくりと合意形成を同時に導く都市の計画・設計手法の開発本研究では、「緊密に連結された階層的な都市拠点」、「階層的に構築され人々が使いやすい公共交通システム」、「低炭素で効率的な道路交通システム」、「安心安全が保障された都市・交通」の実現によって達成される、安定した成長とレジリエントな社会における人々の生活「スマートライフ」を提示に重点を置く。そのために本研究では、多様な人々の価値観を考慮したQoL評価の方法論を確立する。この評価手法は構想づくりと合意形成とを同時に導く都市の計画・設計手法となる。2)従来の問題対応を超えた革新型なリープフロッグ戦略の提示 発展途上国において、環境汚染の悪化を引き起こしてきたモータリーゼーションと都市のスプロール化という過去のトレンドから脱却し、先進国で提案されている手法を導入することにより、より効率的で高い発展を目指す。3)サイバー・フィジカルシステム(CPS)に立脚した計画、設計、維持、セキュリティモニタリング 交通システムの領域においては、インフラの管理は統合されることなく、様々な組織がそれぞれの目的・政策を用いて管理することに主な関心が払われてきた。CPSはこのような個別の管理や分散的に実施される意思決定の解消に貢献する。すなわち、物理的空間と電脳空間をつなぐICTにより、インフラの有効活用と利害関係者の合意形成が促進される。異なる社会経済的発展段階にある人たちの価値観変化に柔軟に対応できるQoL評価システムを導入することにより、本研究では、未来の都市空間とインフラの計画・設計の方法論を提供する。この方法論は、社会経済状況の変化、災害への対応、技術革新に対応した知的統合交通の開発と「高齢化に向かうアジアのモデレート成長社会」の実現への発展戦略に寄与するものである。加えて、本研究は、単に交通システムの運用面での統合を超え、交通分野と環境、健康、福祉、教育、防災分野とのクロスセクタベネフィットを追及するための戦略・政策レベルの統合に資するものである。
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
上位研究課題: イノベーションのための先端融合分野「交通のためのインテリジェントインフラストラクチャー」
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構
報告書等:

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