研課題
J-GLOBAL ID:202104018444639319
研究課題コード:11103949
ガラスキャピラリによるX線の時間遅延および偏光制御技術開発
実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 放射光科学総合研究センター・基盤研究部・物質系放射光利用システム開発ユニット, ユニットリーダー )
研究概要:
ガラスキャピラリ偏向を用いたパルスX線の時間遅延技術開発および偏光制御技術開発が目標である。長さ70 cm、内径50ミクロンの湾曲可能なガラスキャピラリを用意し、これに放射光X線を導入するために、キャピラリの入力端に回転スイベルステージで構築したカプラ系を作製し、入力特性および出力特性を評価した。その結果、入力受け入れ角は約0.2°であることがわかり、最大50 %超の出力効率を得た。また、ビーム軸の偏角は、約3°を達成した。この結果を基に、遅延時間4 ps、偏光回転角0.2°実現できるよう設計した、長さ1.5 m、内径20ミクロンのキャピラリ、および、曲げ角調整ステージを作製した。
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