研課題
J-GLOBAL ID:202104018705320960
研究課題コード:13408752
高齢者の寝たきり防止を目的とした新しい治療法開発-ユビキチンリガーゼを治療ターゲットとした廃用性筋萎縮予防法-
実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(歯学系), 教授 )
研究概要:
本研究は 機械的負荷の減少により減弱したIGF-1シグナルを機能性ペプチドにより回復する全く新しい廃用性筋萎縮に対する治療技術の開発を最終目的とする。萎縮刺激として低栄養下で培養したC2C12細胞におけるIRS-1の分解抑制は、ペプチド単独よりもアテロコラーゲンとの複合体として添加することで増強した。低栄養状態下で筋管の直径は減少したが、ペプチド/アテロコラーゲン複合体添加により有意な増大がみられた。また、ペプチドを投与した筋管では、AKTのリン酸化が上昇していたことから本ペプチドによる萎縮抑制がIGF-1シグナルの回復によるものであることが示された。また、筋萎縮モデルマウスにペプチド/アテロコラーゲン複合体を局所投与したところ、萎縮に対し抵抗性を示し、同ペプチドによる筋萎縮抑制効果が明らかとなった。本課題の目標は概ね達成されており、今後は廃用性筋萎縮に対する臨床研究を行う予定である。
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