研課題
J-GLOBAL ID:202104018706861212  研究課題コード:11103819

二重細孔構造を有する新規高分子多孔体の開発と高速液体クロマトグラフィー用カラムへの適用

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 理学研究科, 助教 )
研究概要:
本研究課題は、研究責任者らが見出した、相分離を伴うリビング重合によるモノリス型多孔性架橋高分子作製法に基づく、新しい高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用の分離媒体(ポリマーモノリス)を開発するものである。毛細管(キャピラリー)中にポリジビニルベンゼン多孔体をリビングラジカル重合により合成し、HPLC分離実験を行ったところ、アルキルベンゼンのベースライン分離が達成され、従来のポリマーモノリスカラムでは不可能だった低分子分離が可能であることが確認できた。また、同一のカラムを用いて生体関連高分子であるタンパク質の分離も効率よく行えることが明らかとなり、汎用性の高い有機高分子カラムとして機能することを実証した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る