研課題
J-GLOBAL ID:202104018838277633  研究課題コード:13409369

新規"結晶性"フッ素樹脂/クレイナノコンポジットによる高耐熱型フレキシブル透明フィルムの開発と,そのガスバリア材への展開

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 理工学研究科, 准教授 )
研究概要:
全フッ素化結晶性樹脂であるPFA,並びに部分フッ素化結晶性樹脂であるETFEを用い,耐熱性ナノ複合化フィルムの形成に成功した.上記の樹脂は,それぞれ有機溶媒に不溶・難溶の性質をもつ.加えて融点は260~280°Cに至るため,ナノフィラー表面処理物との複合材料化は,溶融混練,かつ熱分解温度が300°C近い有機化ナノ粒子との組み合わせに限られる.今回,長鎖四級ホスホニウムカチオンで,高効率に表面修飾(特開2011-063475)を施した有機化モンモリロナイトを開発し,耐熱温度320°Cを達成した.得られた耐熱性有機化フィラーをPFA,ETFEと溶融混練を施し,初めての高融点フッ素樹脂ナノ複合化フィルムを創成し,電線材料候補物として関連企業に技術移転を行った.
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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