研課題
J-GLOBAL ID:202104018945058820  研究課題コード:11101356

新規トポイソメラーゼI阻害剤BBPIの合成と抗腫瘍活性評価

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学研究科, 教授 )
研究概要:
BBPIは、海洋天然物ラメラリンをモデルに設計・合成された新規トポイソメラーゼI阻害剤である。今回、BBPI骨格を持つ抗がん剤の開発を目的に、2種の水溶性誘導体BBPI-4およびBBPI-5のin vivoでの抗腫瘍活性試験を行った。その結果、これらの化合物が、マウス由来結腸がん細胞 (colon 26) を移植したマウスに対して有意に高い抗腫瘍活性を示すことが明らかになった。また、抗腫瘍活性試験において薬剤を投与したマウスの死亡や体重減少はなく、BBPIが従来のトポイソメラーゼI阻害剤に比較して、毒性が低いことも明らかになった。今後は、さらに抗腫瘍活性や体内動態にすぐれたBBPI誘導体を開発し、抗がん剤としての実用化を目指す。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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