研課題
J-GLOBAL ID:202104019868106155  研究課題コード:13412512

活性コークス誘起マイクロ波プラズマによる瞬時起動型非平衡排ガス処理

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学部, 教授 )
研究概要:
内燃機関の触媒式燃焼排ガス処理装置に代わり,触媒の昇温までの作動時間遅れのない瞬時起動型高効率排ガス処理技術の開発を目指して,マイクロ波プラズマによる排ガス処理特性評価試験を実施した.活性コークス充填層をすすなどのPM用フィルターおよびマイクロ波プラズマ誘起媒体に利用した場合,アルゴンバランスガス流通では充填層上流側にダイナミックなプラズマが生成し,95 %以上のNO分解反応率を達成した.一方,窒素バランスガス流通では充填層上流側でのプラズマ生成が認められないものの,充填層内での微弱プラズマまたは放電や昇温に伴う炭素質の還元効果により,ある程度の脱硝効果が得られた.本成果から,反応動力学的機構の解明を通して最適な活性コークス充填層型反応装置設計等の課題が明確になり,革新的排ガス処理技術開発のための基礎的知見が得られた.
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る