研課題
J-GLOBAL ID:202104019925559447  研究課題コード:08003702

ナノ微粒子複合体を用いる高活性触媒電極薄膜の形成技術の開発

実施期間:2005 -
実施機関 (1件):
企業責任者:
研究概要:
地球環境問題の解決には、CO2排出量削減などの具体的な方策を講じる必要がある。代表的なクリーンエネルギー源である燃料電池や、自動車エンジンの最適運転のための酸素センサーの触媒電極には、従来白金(Pt)が使用されて来たが、作動温度(750°C)が高い、CO等の被毒による活性の低下、高価である、等の大きな問題があるため、新しい金属触媒の開発が求められてきた。ルテニウム(Ru)等の貴金属を非晶質炭素に分散させたナノ微粒子複合体膜は、200°C以下でも高い触媒活性を示し、安価であり、被毒による劣化がほとんど無いため、白金に変わる実用的な触媒電極として期待される。本研究では、ナノ微粒子複合体膜を、燃料電池や酸素センサー用電極材料として実用化するための技術開発を行う。遂行すべき研究内容は、ナノ微粒子複合体膜のナノ構造制御による特性の向上、高分子固体電解質への成膜を目指しての成膜温度の低温化、生産コストの低減のための大面積成膜技術の開発である。
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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