研課題
J-GLOBAL ID:202104019993640155  研究課題コード:19217149

グラフェンによるインフルエンザ世界流行阻止の基盤構築

体系的課題番号:JPMJMI19D4
実施期間:2019 - 2021
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 産業科学研究所, 特任教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJMI19D4
研究概要:
従来、鳥インフルエンザの人への感染性を確認するには、ウイルスの 数を106個程度にまで増幅しクロマトグラフィーで計測していたが、こ れには10日以上の日数が必要であり迅速性に問題があった。本研究では、超高感度特性を有するグラフェン電界効果トランジスタに、ウイルスが選択的に結合する糖鎖を修飾して人感染性を、また抗体を修飾して亜型を判定するシステムを構築し、ウイルスサンプルの採取後、その場で数10分以内に判定できるシステムを構築する。この実現の為にグラフェン電界効果トランジスタアレイを形成し、インクジェットプリンターを用いたマトリックス修飾法を開発して、複数種類の糖鎖と抗原をグラフェントランジスタ上に修飾する。これにより鳥インフルエンザの人感染性と亜型を同時計測してその危険性をいち早く判定して感染拡大を未然に防ぐ手立てとする。
研究制度:
上位研究課題: 世界一の安全・安心社会の実現「生活環境に潜む微量な危険物から解放された安全・安心・快適なまちの実現」
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構
報告書等:

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