研課題
J-GLOBAL ID:202104020140924046  研究課題コード:10102333

レビー小体型認知症の診断に有用な髄液中αシヌクレイン簡易ELISA測定キットの開発

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 脳研究所, 助教 )
研究概要:
レビー小体型認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで頻度の高い認知症であり、全国に約50万人の患者数が推定されている。レビー小体型認知症は、診断マーカーなど客観的な診断技術が不足しているため、正確な臨床診断が困難なことが少なくない。本事業課題は、レビー小体型認知症の診断マーカーの確立に向けた簡易診断キットの開発を目的とした。レビー小体型認知症の患者脳にはαシヌクレインが特徴的に蓄積することから、脳脊髄液中のαシヌクレイン測定の有用性を本研究事業で検証した。αシヌクレインに対する特異抗体を2種類用いサンドイッチELISA測定系を作成した。このELISA測定系により、レビー小体型認知症患者の髄液中αシヌクレインが有意に低下していることを示し、診断バイオマーカーとして有用である可能性を示した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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