研課題
J-GLOBAL ID:202104020307303774  研究課題コード:10101924

稲いもち病用農薬カスガマイシンの発酵生産に未利用資源のセルロース系バイオマスを利用するための技術基盤の確立

実施期間:2010 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生物資源科学部, 教授 )
研究概要:
稲わらや間伐材などのセルロース系バイオマス(CB)を原料に稲いもち病用農薬カスガマイシン(KSM)を工業発酵生産することを目的に以下の2通りで生産菌育種を行う。1天然分離のCB資化性放線菌にKSM生産菌のKSM生合成遺伝子群を導入し発現させる;2KSM生産菌にCB資化性菌由来のセルラーゼ遺伝子群を導入し発現させる。これまでに、1より得たCB資化性のKSM生産菌は、米ぬかを原料に目標値を凌ぐKSMを生産した。また、このCB資化性菌から2種のセルラーゼ遺伝子を分離した。今後は2をめざし、構築したセルラーゼ発現カセットをKSM生産菌に導入してCB資化性KSM生産菌を育種する。さらにCBを原料に、1と2の菌株によるKSM高生産条件を比較検討し、工業生産への転用をめざす。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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