研課題
J-GLOBAL ID:202104020611973352  研究課題コード:12102047

発光性イオン液体を利用した感熱型発光材料の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学教育研究部, 准教授 )
研究概要:
シクロフォスファゼン骨格を持つ発光性イオン液体(CP-IL)を含むポリ塩化ビニル(PVC)複合フィルムにおいて、熱履歴を与えると、熱に曝露された部分からの発光強度が増強する「熱誘起発光増強効果」を利用して、熱履歴時の温度を簡便に検出することができる熱感熱型発光材料の開発を行った。PVCの分子量あるいはイオン液体の含有量を変化させた複合フィルムをそれぞれ調製することで、90°Cから140°Cまでの10°C間隔の加熱温度に対して感熱発光する5種類の透明フィルムの調製に成功した。この5種類のフィルムを熱履歴温度が知りたい材料に貼付すれば、その材料の熱履歴温度を発光強度により簡便に測定することができるので、熱履歴センサーとしての展開が期待できる。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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