研課題
J-GLOBAL ID:202104020669618986  研究課題コード:11101210

植物油に含まれるグリセリンを炭素源としたバイオプラスチックの高収率生合成

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 理工学部, 教授 )
研究概要:
植物油からバイオディーゼル燃料(BDF)製造時に副生成物として得られるグリセリンを精製することなく、微生物によるバイオプラスチック(ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート))の生合成を行ったところ70%を超える極めて高い収率を得ることに成功した。これは未精製のグリセリンに少量のBDFが含まれている効果による。また廃グリセリンから生合成したポリ(3-ヒドロキシブチレート)を共重合体(ポリ(3-ヒドロキシブチレート-co-3-ヒドロキシヘキサノエート)に数%程度ブレンドすることで力学物性を大幅に改善(もとの共重合体と比較して最大応力で2倍、破断ひずみは500%以上)することができた。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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