研課題
J-GLOBAL ID:202104020836101745  研究課題コード:11101915

酸化劣化防止剤を添加した木質炭素化合物含有導電性塗料の開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生活・環境産業部, 主査研究員 )
研究概要:
機械の製造現場や手術室、ガソリンスタンドなど静電気が発生する場所において床材等に電気伝導性を付与することにより予期せぬ機器の誤作動もしくはトラブルの発生を未然に防止できる水性塗料の開発を目的として研究を行った。 973K以上で焼成された木質炭素化物の添加により電気伝導性を付与し 、シリコン化合物の添加により酸化劣化防止性能を付与して塗料を作成した。開発塗料の目標は、木質炭素化物及び酸化劣化防止剤を添加する前の合成樹脂だけで形成した塗膜と比較して酸化による塗膜残留率が約2倍、電気伝導性が市販の導電マットと同等、塗料粘度が現場塗装可能な値となるよう設定した。得られた結果はほぼ目標通りであり、今後は酸化劣化防止及び電気伝導性が付与できたメカニズムをさらに分析するとともに実用化に向けた研究を進める予定である。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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