研課題
J-GLOBAL ID:202104020911493476  研究課題コード:11101183

アミロイドβ産生の中間産物APP-C99をターゲットとしたアルツハイマー病の治療法開発と創薬研究

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , センター(学内共同施設等), 准教授 )
研究概要:
アルツハイマー病の原因ペプチドAβの産生を抑制する新たなアプローチを検討した。独自に同定したタンパク質ACDPはAβの基質APP-C99の分解を促進しAβ産生を抑制する。この活性をもとにしたAD治療の可能性を探究した。得られた知見は、(a)分泌型ACDPの全長がAβ産生抑制活性に必要である、(b)ACDPはNotchからのNICD産生を阻害しない、(c)ACDPトランスジェニック・マウスの脳内Aβレベルは有意に減少している、(d)髄液中ACDPとAβのレベルはほぼ同調して増減する、(e)ACDPはTGF-β刺激により翻訳誘導を受けるなどであり、ACDP活性の治療への有効性が明らかになった。ACDP活性を促進する化合物のスクリーニングは、アッセイ系を改善する必要が生じ、リード化合物の同定まで到らなかった。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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