研課題
J-GLOBAL ID:202104021040718488  研究課題コード:10102182

神経系に作用するポリ環状エーテル化合物の実用的合成研究

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 薬学部, 教授 )
研究概要:
シガテラ中毒の原因毒の一つとして考えられているポリ環状エーテル神経毒ガンビエロール(1)は有毒渦鞭毛藻から単離構造決定された8環性のポリ環状エーテルで強力なマウス致死毒性を示し、ブレベトキシンの電位依存性ナトリウムイオンチャネルへの結合を競争阻害することが示唆されている。本研究では神経系に作用するガンビエロールが創薬研究のシーズになる可能性を秘めていることから、その化学合成研究を実施した。既に合成済みのABCDフラグメント2にスルホニル基が置換したオキシラニルリチウム3および4を合成ブロックとして用い、順次連結後エーテル環を構築する手法を繰り返し、最後に5との鈴木カップリングによりトリエン側鎖を構築してガンビエロール(1)の全合成を達成した。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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