研課題
J-GLOBAL ID:202104021046894210  研究課題コード:11101464

グリーンラストの酸化制御によるマグネタイト微粒子製造方法の開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 多元物質科学研究所, 助教 )
研究概要:
グリーンラストと呼ばれるアニオンを含む水酸化鉄の懸濁液を出発素材としたマグネタイト微粒子の新規作製方法を開発した。この方法では、まず、グリーンラスト懸濁液に水洗処理を施すことにより、マグネタイトを僅かに析出させる。その後、この懸濁液に酸化ガスを吹き込むと比較的低電位および高pHでグリーンラストの酸化が進行してマグネタイトを主相とした最終酸化生成粒子が得られる。さらに、酸洗処理を施すことにより、最終酸化生成粒子中のマグネタイト含有量が75 wt%程度まで増大するため、磁気特性は向上する。従来、加熱過程なしでマグネタイト微粒子の作製およびその磁気特性の制御は困難であったが、この方法では加熱過程なしで75 emu/g程度の大きな飽和磁化のマグネタイト微粒子が得られる。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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