研課題
J-GLOBAL ID:202104021055385647  研究課題コード:12102702

イタコン酸を生産する麹菌の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 応用生物学部環境生物科学科, 講師 )
研究概要:
イタコン酸は、合成樹脂や接着剤の原材料として重要な有機酸であり、工業的には糸状菌(カビ)Aspergillus terreusによって生産されている。しかし、本菌は生育速度が遅い、ヒト日和見感染菌である、原料にデンプンを用いるにはアミラーゼ処理が必要という問題がある。一方、麹菌Aspergillus oryzaeは生育速度が速く、ヒトへの安全性が極めて高く、アミラーゼ生産菌である。しかし、A. oryzaeはイタコン酸生産能を有さない。本研究は、イタコン酸およびアミラーゼの両方の生産能を単一菌種で有する菌株の開発を目標とした。その結果、当初目標である菌株の開発に成功した。今後、本菌の工業利用を目指し培養条件最適化を継続する予定である。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る