研課題
J-GLOBAL ID:202104021212676260  研究課題コード:11101713

結像型2次元フーリエ分光法を応用した、老化細胞の同定技術の開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 医学部/薬理学, 教授 )
研究概要:
本研究の最終的な目的は、我々が進めてきた「細胞老化に関する研究」に対し、香川大学工学部で開発が進んでいる「結像型2次元フーリエ分光法」を融合させることによって、生きている細胞や生体で老化の分光特性を同定することにより、新しい測定法を生み出し、検査機器として技術移転をすることである。これに対して本年度の8ヶ月間において、老化した内皮細胞の培養条件設定などの問題を解決した。またこれに並行し、老化細胞ではないがマラリアに感染した赤血球の分光特性を検出する事に世界で始めて成功し、細胞に異常が生じた場合に本測定法で検出が可能であることを見出した。この結果をもとに、老化細胞についても経時的な形態観察、老化細胞特異的な遺伝子およびタンパクの解析、老化細胞の培養液中の成分解析等により、老化細胞の性質や機能の検討をすすめていき、老化のバイオマーカー・検査機器の開発を目指す。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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