研課題
J-GLOBAL ID:202104021324103700
研究課題コード:11101683
代謝制御機構解明のための網羅的酵素定量法
実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 鶴岡先端権教育連携スクエア, 特別研究員 )
研究概要:
代謝制御機構の解明を目的とし、本課題では代謝酵素の絶対定量を網羅的に行うための標準試料を作製した。中心炭素代謝系に関連する32種類の酵素について絶対定量を行った。解糖系およびTCA回路における27経路の内、22経路に関与する酵素の絶対量を観察することが可能となった。また、一部の代謝酵素についてはリン酸化タンパク質の絶対量も明らかにした。一方、存在量の極めて少ない酵素でも絶対定量を可能にするため、高感度LC-MSシステムを構築した。高感度システムを用いることで、既存のシステムに比べて感度が約80倍上昇した。今後は定量値の正確性を検証すると共に、他の酵素についても絶対定量行う。また、各種試料についてメタボローム解析と併用し、試料特有の代謝機構を解明する予定である。
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