抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【背景】コルナウイルス病2019(COVID-19)は,以前に肺結核(PTB)を有する人々における他の共存症と関連している。PTBは,HIV状態に関係なく,重症度と死亡率の両方に関して,COVID-19の危険因子である。しかし,Sub-サハラアフリカ(SSA),高負荷TB地域における発生率と死亡率に関して,COVID-19とPTBに関する利用可能な情報は少ない。この系統的レビューは,SSAにおける臨床および死後COVID-19/PTB診断に見られる死亡率と同様に,COVID-19/PTB発生率および症例致死率に関する利用可能な証拠のデータ合成を提供した。【方法】サブサハラアフリカにおけるCOVID-19およびPTBを含む研究のためのコロナウイルス疾患データベースに関するPubMed,Medline,Google Scholar,MedrxixおよびCOVID-19グローバル文献における電子検索を行った。一次転帰は,COVID-19/PTBと関連した症例死亡率と同様に,現在または以前のPTBを有するCOVID-19の人々の発生率割合であった。含まれたランダム効果モデル研究における方法論的類似性に基づき,Stataバージョン16とPrometa3ソフトウェアを用いて,組合せ法を開発した。感度解析とメタ回帰も行った。【結果】文献検索によって抽出された548の参照から,25の研究が選択され,合計191,250のCOVID-19感染患者と11,480のCOVID-19死亡によるメタ分析に含まれた。プールされたCOVID-19/PTB発生率は3%[2%-5%]であり,1例致死率は13%[4%-23%]であった。COVID-19/PTB間の症例致死率のプールされた推定値は,臨床PTB診断で7%[1%~12%],死後PTB診断で25%[3%~47%]であった。以前のTBは,それぞれ1,000人および8%[3%-19%]あたり46[19-73]で最も高い発生率および死亡率を有した。効果サイズと累積COVID-19症例(P=0.032),HIV有病率(P=0.041),およびTB発生率(P=0.002)を含むMeta回帰モデルは,研究間の高い不均一性を説明する。【結論】要約するために,COVID-19に関連したTBの発生率は,世界の残りのものと比較して,症例致死率のように,SSAにおいてより高かった。しかし,死後TB診断は高かったので,TBに関連するCOVID-19はSSAで行われた研究で報告されていた。SSAにおけるCOVID-19/TB発生率と症例致死率を確認するためには,従来および/または現在のTB診断ツールに関するツールを適切に明らかにする大規模コホート研究が必要である。【JST・京大機械翻訳】