文献

J-GLOBAL ID：202202210240656675   整理番号：22A0836546

ポリフェノールに富むSalvia cadmica抽出物は胃上皮細胞または線維芽細胞の細胞培養においてHelicobacter pyloriリポ多糖類により駆動される酸化ストレスの有害作用を中和する【JST・京大機械翻訳】

Salvia cadmica extracts rich in polyphenols neutralize a deleterious effects of oxidative stress driven by Helicobacter pylori lipopolysaccharide in cell cultures of gastric epithelial cells or fibroblasts

著者 (5件)： Gonciarz Weronika (Department of Immunology and Infectious Biology, Faculty of Biology and Environmental Protections, University of Lodz, Banacha 12/16, 90-237 Lodz, Poland) ,  Piatczak Ewelina (Department of Pharmaceutical Biotechnology, Medical University of Lodz, Muszynskiego 1, 90-151 Lodz, Poland) ,  Ploszaj Patrycja (Department of Immunology and Infectious Biology, Faculty of Biology and Environmental Protections, University of Lodz, Banacha 12/16, 90-237 Lodz, Poland) ,  Gosciniak Grazyna (Department of Medical Microbiology, Wroclaw Medical University, Borowska 211a, 50-368 Wroclaw, Poland) ,  Chmiela Magdalena (Department of Immunology and Infectious Biology, Faculty of Biology and Environmental Protections, University of Lodz, Banacha 12/16, 90-237 Lodz, Poland)
資料名： Industrial Crops and Products  (Industrial Crops and Products)
巻： 178  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： W0732A  ISSN： 0926-6690  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物成分は,抗生物質耐性と有害な炎症の高率の細菌病原体に対する新しい治療処方の候補である。高い抗生物質耐性を示す胃炎,胃/十二指腸潰瘍および胃癌を引き起こすHelicobacter pyloriグラム陰性桿菌は,新しい効果的な薬剤を必要とする。クラリスロマイシンおよび/またはメトロニダゾールに耐性のあるH.pylori株に対するSalvia cadmica Boiss.抽出物(根および地上部)の抗菌活性を調べた。抽出物がH.pyloriリポ多糖類(LPS)により駆動される有害作用を,酸化ストレスやアポトーシスの上昇などのように中和し,in vitroで胃上皮細胞や線維芽細胞の細胞再生を促進するかどうかを決定する。S.cadmicaの種子由来植物の根と地上部からのヒドロメタノール抽出物(20:80v/v)を生物学的研究に用いた。生体適合性はMTT(臭化3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾールイウム)還元アッセイにおいてISO標準10993-5に従って試験した。H.pyloriに対する抗菌活性(2つの参照株および5つの臨床分離株クラリスロマイシンおよび/またはメトロニダゾール耐性)を,抗微生物薬感受性(EUCAST)に関する欧州委員会によって推奨されるように,ブロス微量希釈アッセイにおいて試験した。H.pylori LPS,および/またはS.cadmica抽出物に曝露したモルモット胃上皮細胞または線維芽細胞の細胞培養を,酸化ストレス(3-ニトロチロシン-3NT),アポトーシス(プロ-または抗アポトーシス蛋白質,DNA分解),リン酸化細胞外シグナル調節キナーゼ-pErk(免疫染色),細胞移動(スクラッチアッセイ),コラーゲンIおよびインターロイキン(IL)-33(酵素結合イムノソルベントアッセイ-ELISA)の率に対して試験した。H.pylori基準株に対する根抽出物の最小発育阻止濃度(MIC)は39~78μg/mLであったが,最小殺菌濃度(MBC)は78~310μg/mLの範囲であった。臨床H.pylori分離株に対するMICは195~1560μg/mLであったが,MBCは390~1560μg/mLであった。地上部抽出物はH.pylori基準株(MIC/MBC範囲78-156μg/mL)に対して弱い阻害及び殺菌作用を示し,臨床分離株(MIC/MBC範囲390-1560μg/mL)を示した。S.cadmica抽出物は酸化ストレス,細胞アポトーシス速度及びリン酸化細胞外シグナル調節キナーゼ(pErk)レベルを効果的に減少させ,これはH.pyloriリポ多糖類(LPS)により駆動された。S.cadmica(根と地上部)からのヒドロメタノール抽出物は,胃上皮細胞と線維芽細胞の細胞培養における抗酸化/抗アポトーシス効果と共に抗H.pylori活性を示す。これらの効果は潜在的治療製剤の開発に有望である。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 抗細菌作用 ,  *細胞培養 ,  *線維芽細胞 ,  根 ,  *リポ多糖類 ,  *多価フェノール ,  最小発育阻止濃度 ,  *Helicobacter ,  アポトーシス ,  *酸化ストレス ,  *Helicobacter pylori ,  *アキギリ属 ,  アミノ糖 ,  エーテル ,  大環状化合物 ,  ラクトン ,  配糖体 ,  デオキシ糖 ,  ピラノシド ,  糖エーテル ,  ジオール ,  第三アミン ,  ヒドロキシケトン ,  アルコール ,  窒素複素環化合物 ,  ニトロ化合物
準シソーラス用語： *抽出物 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： Helicobacter pylori ,  Salvia cadmica ,  酸化ストレス ,  IL-33

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (2件)： クラリスロマイシン ,  メトロニダゾール

タイトルに関連する用語 (11件)： ポリフェノール ,  Salvia ,  抽出物 ,  胃上皮細胞 ,  線維芽細胞 ,  細胞培養 ,  Helicobacter ,  リポ多糖類 ,  酸化ストレス ,  有害作用 ,  中和