文献

J-GLOBAL ID：202202210366361335   整理番号：22A0790841

イヌの胆嚢結石症の病因に関与する肝脂肪症または線維症の血清バイオマーカーとしての肝細胞由来イヌfamiliaris-microRNA【JST・京大機械翻訳】

Hepatocyte-derived canine familiaris-microRNAs as serum biomarkers of hepatic steatosis or fibrosis as implicated in the pathogenesis of canine cholecystolithiasis

著者 (3件)： El-Sebaey Ahmed M. (Department of Clinical Pathology, Faculty of Veterinary Medicine, Mansoura University, Mansoura, Egypt) ,  El-Sebaey Ahmed M. (Department of Disease Diagnosis, Therapy, Obstetrics, and Animal Reproduction, Moscow State Academy of Veterinary Medicine and Biotechnology - MVA by K. I. Skryabin, Moscow, Russian Federation) ,  Abramov Pavel N. (Department of Disease Diagnosis, Therapy, Obstetrics, and Animal Reproduction, Moscow State Academy of Veterinary Medicine and Biotechnology - MVA by K. I. Skryabin, Moscow, Russian Federation)
資料名： Veterinary Clinical Pathology  (Veterinary Clinical Pathology)
巻： 50 Suppl S1  ページ： 37-46  発行年： 2022年 
JST資料番号： W1666A  ISSN： 0275-6382  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 背景:小品種イヌにおける肝臓コレステロール蓄積は,肝脂肪変化,胆嚢低運動性,および胆石発生に対する主要な危険因子であり,早期発見されないならば,生命を脅かす総胆管結石症および急性膵炎につながる可能性がある。目的:この研究は,肝脂肪症または線維症の新しい診断血清バイオマーカーとして,肝細胞由来イヌの精通(cfa)-マイクロRNA(miRNA-122,-34aおよび-21)の使用を評価し,その両方がイヌの胆嚢結石症に関わっている。方法:超音波検査,生化学および組織病理学的所見に基づき,胆嚢結石症および脂肪肝(C+HS)または線維症(C+HF)と診断された40人のクライアント所有イヌ,および対照として使用した20匹の健康なイヌを,本研究に含めた。血清cfa-miRNA発現はリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応アッセイを用いて測定した。【結果】血清cfa-miRNA-122と-34a発現は,対照群と比べてC+HS(P<0.001)とC+HF(P<0.01)群で有意に上方制御され,C+HS群におけるアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT),アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST),総ビリルビン(TBIL),アルカリホスファターゼ(ALP),γ-グルタミルトランスフェラーゼ(GGT),総コレステロール(TC),およびトリグリセリド(TG)レベルと正の相関を示した。Cfa-miRNA-122および-34a発現は,C+HSおよびC+HF群でのcfa-miRNA-122発現に対し,それぞれ,0.99および0.97の受信者動作特性(AUC-ROC)曲線およびC+HSおよびC+HF群でのcfa-miRNA-34aに対する1.0および0.96の受信者動作特性(AUC-ROC)曲線下面積により証明されたように,対照群から疾患群を区別した。Cfa-miRNA-21発現は,C+HS(P<0.01)および対照(P<0.001)群と比較してC+HF群でのみアップレギュレートされ,血清ALT,AST,TBIL,ALPおよびGGTとの正の相関および血清TCおよびTGレベルとの負の相関を示した。Cfa-miRNA-21発現は,対照およびC+HS群からのC+HF群を,それぞれ1.0および0.98のAUCによって証明されたように,従来の血清生化学変数よりも優れた診断性能で区別することができた。結論:血清cfa-miRNA-122,-34aおよび-21発現は,対照イヌと比較して,肝脂肪症または線維症を伴う胆嚢結石症のイヌにおいて有意にアップレギュレートされた。これらのmiRNAは肝脂肪症または線維症の新規なバイオマーカーとして役立ち,胆嚢結石症の病因に関与している。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 肝臓 ,  アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ,  アラニンアミノトランスフェラーゼ ,  *イヌ ,  *血清 ,  *脂肪肝 ,  *胆嚢 ,  胆石症 ,  グルタミルトランスペプチダーゼ ,  *線維症 ,  早期診断 ,  *バイオマーカー ,  *病因 ,  危険因子 ,  ステロール ,  脂環式アルコール

著者キーワード (5件)： cfa-miRNA ,  胆石症 ,  イヌ ,  高脂血症 ,  肝臓

分類 (2件)： 犬・猫  (FD06010P) ,  その他の動物病  (FE02060T)

物質索引 (1件)： コレステロール

タイトルに関連する用語 (8件)： イヌ ,  胆嚢結石症 ,  病因 ,  肝脂肪症 ,  線維症 ,  血清バイオマーカー ,  肝細胞 ,  microRNA