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J-GLOBAL ID：202202211190581635   整理番号：22A0879537

金属粉末レーザ積層造形により製造されたAl-10Si-0.4Mg/SiC複合体の熱処理と微細組織変化

Heat treatment and microstructural evolution of the Al-10Si-0.4Mg/SiC composites fabricated by Selective Laser Melting

著者 (4件)： 柳瀬裕太 (香川大) ,  宮内創 (香川県産技セ) ,  松本洋明 (香川大 創造工) ,  横田耕三 (香川県産技セ)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 72  号： 3  ページ： 88-90  発行年： 2022年03月15日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,人工時効(AA),溶体化処理(SHT)およびT6(SHTとそれに続くAA)熱処理が,選択的レーザ融解(SLM)法によって調製したAl-10Si-0.4Mg(mass%)/SiC複合材料の微細構造の進化と機械的性質に及ぼす影響を調べた。As-build試料のミクロ組織は,α-Al(fcc)相,(α-Al-Si)共晶相,SiC粒子,針状Al₄SiC₄化合物で構成されていた。SHTは共晶相からのSi粒子の粗大化をもたらした。一方,微細なMg₂SiはAAによって析出すると考えられた。Al₄SiC₄の球状化は,SHTによって部分的に強化された。調製ままの試料は,高い圧縮強度(=564MPa)を示し,SHTプロセスによる粗いSi粒子のために強度が低下した。興味深いことに,AAがAl-10Si-0.4Mg/SiC複合材料のYoung率を改善することを見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： レーザ融解 ,  付加製造 ,  *アルミニウム合金 ,  ケイ素含有合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  *炭化ケイ素 ,  粒子 ,  合金粉 ,  *機械的性質 ,  熱処理 ,  溶体化処理 ,  時効処理 ,  時効硬化 ,  α相 ,  化合物 ,  Young率 ,  結晶粒粗大化 ,  *金属基複合材料 ,  *微細構造
準シソーラス用語： T6処理 ,  レーザ積層造形 ,  共晶相 ,  混合粉体

分類 (3件)： 分散強化合金  (WE04030R) ,  組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (8件)：

• 1) H. Liao, H. Zhu, G. Xue and X. Zeng: J. Alloy Comp., 785 (2019), 286-295.
• 2) S. Li, Y. Li, Q. Wang, K. Miao, X. Liang, Z. Lu and D. Li: Ceram. Int., 47 (2021), 24340-24347.
• 3) G. Xue, L. Ke, H. Zhu, H. Liao, J. Zhu and X. Zeng: Mater. Sci. Eng., A764 (2019), 138155.
• 4) F. Chang, D. Gu, D. Dai and P. Yuan: Sur. Coat. Tech., 272 (2015), 15-24.
• 5) 柳瀬裕太,松本洋明,宮内 創,横田耕三:日本金属学会第169回講演大会概要(2021),324.

タイトルに関連する用語 (6件)： 金属粉末 ,  レーザ積層造形 ,  SiC ,  複合体 ,  熱処理 ,  微細組織