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J-GLOBAL ID：202202211660720362   整理番号：22A0733479

キャビテーション誘起劣化に及ぼすCrN/CrCN多層被覆における層厚比の反転の影響【JST・京大機械翻訳】

Effect of the reversal of the layer thickness ratio in the CrN/CrCN multilayer coating on cavitation-induced degradation

著者 (2件)： Krella Alicja (Institute of Fluid-Flow Machinery of the Polish Academy of Sciences, Fiszera 14, 80-231 Gdansk, Poland) ,  Marchewicz Artur (Institute of Fluid-Flow Machinery of the Polish Academy of Sciences, Fiszera 14, 80-231 Gdansk, Poland)
資料名： Tribology International  (Tribology International)
巻： 168  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： E0409B  ISSN： 0301-679X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 層厚さ(1:2と2:1)の反転比と未被覆1.4021鋼基板を有するCrN/CrCN多層コーティングをキャビテーションエロージョンに対して試験した。コーティングの機械的特性を調べた。2:1の層厚さ比(CrN_2-1被覆)を有するCrN/CrCN被覆は,1:2(CrN_1-2被覆)の層厚さ比を有するCrN/CrCNコーティングよりも,より高い硬度,H,Young率,E,および接着,すなわちL_C2力(被覆が完全に除去されるスクラッチ試験における摩擦力)を有した。しかし,CrN_2-1被覆は,より低い剛性(H/EおよびH3/E2比)およびL_C1力(最初の被覆破壊が起こる摩擦力)を有した。キャビテーション試験は,バーカデ励起装置のシステムを有するトンネルを用いて行った。両被覆はキャビテーションエロージョン抵抗を改善した。試験した全ての材料のエロージョン率は,最も高いエロージョン率から始まり,次に減少した。キャビテーション試験後,1.4021鋼のエロージョン率はCrN1-2被覆のエロージョン速度より50%高く,CrN_2-1被覆のエロージョン速度よりも122%大きかった。H/E比よりもH/L_C2/Eパラメータは,キャビテーションエロージョン試験における試験被覆の体積損失と相関した。深い亀裂とピット,および亀裂の密なネットワークは,被覆鋼と比較して,非被覆鋼のより高い粗さの理由であった。1.4021鋼の最大Ra粗さパラメータは,コーティングで得られたものより60%から約100%大きかった。多層CrN/CrCN被覆におけるCrNの厚い層は,厚いCrCN層を有する被覆と比較して,衝撃エネルギーを吸収するより高い能力により,ピットの密度およびサイズの減少をもたらした。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： Young率 ,  *キャビテーション ,  亀裂 ,  励起 ,  ネットワーク ,  鋼 ,  剛性 ,  *被覆 ,  キャビテーション浸食 ,  被覆鋼材 ,  引かき試験 ,  *層厚 ,  摩擦力 ,  衝突エネルギー
準シソーラス用語： エロージョン , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： PVDコーティング ,  多層コーティング ,  キャビテーションエロージョン抵抗 ,  粗さパラメータ

分類 (2件)： 膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U) ,  潤滑一般  (QB02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： キャビテーション ,  誘起 ,  多層被覆 ,  層厚 ,  反転