抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Z_c(3900)とZ_cs(3985)構造の両方に対するBESIIIデータの組み合わせ解析を行い,後者が前者のSU(3)フレーバーパートナーであると仮定した。Albaladejoら[Phys.Lett.B 755,337(2016)]の以前の解析を,D_1D_1D_1D ̄*π結合を考慮したD_1DD ̄*三角形ダイヤグラムに対する振幅を計算することにより改善した。また,SU(3)光フレーバ違反からの効果を調べ,それは中程度であり,20%のオーダーであることを見出した。BESIIIスペクトルの成功裏の再現は,隠れチャームと隠れチャームストレンジセクターの両者で,Z_cs(3985)とZ_c(3900)が,同じ八重項に配置されたSU(3)フレーバーパートナーであることを強く支持する。対角D ̄(*)D_(s) ̄(*)相互作用におけるエネルギー依存項を含むとき,最良の結果が得られ,これらのエキゾチック状態を記述する共鳴(閾値以上の極)を導いた。また,J ̄PC=1 ̄+とJ ̄P=1 ̄+を有する等ベクトルZ_c ̄*と等2重項Z_cs ̄*,D ̄*D ̄*とD ̄*D_s ̄*分子の予測も行った。これらの状態はZ_cとZ_cの重いクォークスピン対称性パートナーである。Z_c(3900)とZ_cs(3985)の質量と幅の決定に加えて,Z_c ̄*とZ_cs ̄*共鳴のそれらも予測した。【JST・京大機械翻訳】