抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本や欧州などの大都市圏では,公共交通が発達し広く利用されていながらも,自家用車保有率が低くない地域が存在する。そこで,公共交通とカーシェアリング等の新しい交通サービスを,適材適所で利用できるような,一体的な料金・案内システムのもとで提供し,自家用車を保有するよりも快適なライフスタイルを提案しようとする試みが,Mobility as a Service(略称,MaaS)の一形態として構想され,さまざまな地域でサービス提供が進んでいる。日本の大都市圏においても,欧州とは異なる背景や実現に向けた課題を抱えつつも,日本に適合した形態を探るための調査研究やサービス提供が進んでいる。本稿では,大都市圏向けのMaaSについて,その原点と言えるSampo Hietanen氏の構想やMaaS Global社によるサービスを紹介した上で,日本の大都市圏向けMaaSの現状,課題,そして今後の展望を示す。(著者抄録)