抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長野県松本市三才山にある美鈴湖は,標高1,000m,周囲2km,最大水深約13mの灌漑用ため池である(図1)。私有水面であるため漁業権は設定されておらず,民間企業であるウテナ荘が釣り場を運営し,ヘラブナやワカサギが放流されている。一方でオオクチバス及びブルーギルも生息していることから,従業員や釣り人の有志が駆除を行うことでワカサギ釣り場を維持している。産卵期である春には小型三枚網でオオクチバス親魚を,夏から秋には釣りやエビ篭でオオクチバス,ブルーギルを駆除している。一方で冬には駆除が行われていないことから,冬にも駆除を行えば,さらなる外来魚の減少が期待できる。オオクチバスは水温の低下とともに群れを成して越冬することが知られており,越冬場所を探すことで効率的に捕獲できる可能性がある。そこで,小型発信器を用いてオオクチバスの越冬場所の探査を行い,装着魚が確認された場で刺網による捕獲を行ったので報告する。なお,2019年に行った調査については,その概要を報告したが,2020年も同様の調査を行ったので合わせて詳細を報告する。(著者抄録)