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J-GLOBAL ID：202202214440395913   整理番号：22A2318979

和歌にみる京都西山の景物と場所のイメージに関する研究 -領域性とその時代変化に着目して-

THE STUDY ON THE NATURAL OBJECTS AND PLACE IMAGES OF NISHIYAMA, KYOTO, REPRESENTED IN WAKA POEMS FOCUSING ON THE REGION OF THE IMAGE

著者 (3件)： 田中椋 (京都大学大学院 工学研究科) ,  山口敬太 (京都大学 工学研究科) ,  川崎雅史 (京都大学 工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 D1(景観・デザイン)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. D1 (Architecture of Infrastructure and Environment) (Web))
巻： 78  号： 1  ページ： 84-95(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U0105B  ISSN： 2185-6524  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,和歌表現を通じて歴史的に形成された場所固有の景物と場所のイメージの特徴を,その領域性に着目して明らかにするものである.具体的には,京都西山を対象に,近世地誌・名所案内記類から抽出した和歌を,その表現や景物,場所の歴史的・社会的文脈に基づいて類型化し,和歌に詠まれた場所のイメージの特徴について考察を行った.また,イメージの類似性に着目して,場所ごとのイメージの関係性やそれらの時代変化を考察した.その結果,複数の場所間で高い類似性・共通性をもつ,イメージの領域的なまとまりが形成されていたことを明らかにした.また,この領域内において,時代を越えたイメージの継承や再形成が認められたことを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *景観 ,  認識 ,  知覚 ,  *文学 ,  京都府 ,  表現 ,  *視覚
準シソーラス用語： 景色 ,  *視覚イメージ ,  事物 ,  *和歌

著者キーワード (5件)： landscape representation ,  literature ,  Kyoto ,  cultural tourism ,  regional landscape

分類 (1件)： 景観  (RD04010N)

引用文献 (54件)：

• 1) 竹尾利夫:万葉集の地名表現-歌枕化への諸相-,名古屋女子大学紀要 人文・社会編,Vol. 37, pp. 322-313, 1991.
• 2) 山本登朗:万葉集の地名表現-歌枕前史,pp. 21-35, 歌枕を学ぶ人のために,世界思想社,1994.
• 3) 西田正憲:江戸後期における瀬戸内海の新しい風景視点の萌芽,ランドスケープ研究,Vol. 58, No. 5, pp. 33-36, 1994.
• 4) 山口敬太,出村嘉史,川崎雅史,樋口忠彦:近世の紀行文にみる嵯峨野における風景の重層性に関する研究,土木学会論文集 D, Vol. 66, No. 1, pp. 14-26, 2010.
• 5) 菅井聡子:近世京都の名所案内記の順路設定にみる「洛中」「洛外」認識,日本建築学会計画系論文集,Vol. 69, No. 579, pp. 163-170, 2004.

タイトルに関連する用語 (5件)： 和歌 ,  京都 ,  イメージ ,  研究 ,  着目