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J-GLOBAL ID：202202215361557610   整理番号：22A0624450

モロッコ,Saghro東部,Tagmout鉱床の浅熱水鉱化作用:鉱床生成特性化と流体相【JST・京大機械翻訳】

Epithermal mineralization of the Tagmout deposit, Eastern Saghro, Morocco: metallogenic characterization and fluid phases

著者 (4件)： Azizi Moussaid (Department of Geology, Faculty of Sciences, Moulay Ismaiel University, Meknes, PB, Morocco) ,  Mohamed Aissa (Department of Geology, Faculty of Sciences, Moulay Ismaiel University, Meknes, PB, Morocco) ,  Hafid Mezougane (Faculty of Sciences and Techniques, Physico-Chemistry of Processing and Material Laboratory, Hassan First University of Settat, Settat, Morocco) ,  Abdel-ali Kharis (Department of Geology, Polydisciplinary Faculty, Ibn Zohr University, Ouarzazat, Morocco)
資料名： Arabian Journal of Geosciences  (Arabian Journal of Geosciences)
巻： 15  号： 3  ページ： 290  発行年： 2022年 
JST資料番号： W4050A  ISSN： 1866-7511  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Tagmout Cu-Ag鉱床は,Saghro鉱山地区(東部抗Atlas造山帯)に位置し,Ouarzazateの都市に対して約110km東であった。Tagmout鉱床は,高Kカルクアルカリ火成岩(かんらん石-ガブロン酸花崗岩)が母岩である。これらの花崗岩類は,典型的に中性のエピサーマル系に見られる帯状で多相の熱水変質(ポタシック,フィリック,アルジリック,およびプロピルライト)を示す。Cu-Ag鉱化作用は,花崗閃緑岩および/または石英-モンゾ閃緑岩あるいは鉱脈中に播種した。これらの静脈群れは,アウトクローク火成プルトンを交差切断し,主にNW-SE,NNE-SSW,および稀にENE-WSW配向断層に関係する。硫化物は主な鉱石鉱物(黄銅鉱,ボルナイト,輝銅鉱,コベライト)と二次炭酸塩(マラカイトグリーンとアズライト)である。銀は硫化銅の不純物として,またはストロームライト(CuAgS)鉱物の小さい包有物として表現される。SEMとマイクロプローブデータは,硫化銅が重要な銀含有鉱物(輝銅鉱で3%wtまで)と,他の微量元素であるPb,Zn,As,Cd(約600ppmCd)であることを明らかにした。銅硫化物では,主な機構は原子置換である。(i)Cuは,Agによって置換され,Feは黄銅鉱とボルナイト中のCdによって置換された。(ii)Cuは輝銅鉱中のAg+Pbによって置換される。さらに,Tagmout鉱床の鉱化流体からのミクロ温度計測データは,2つの異なる水性流体が鉱石形成に重要な役割を果たすことを明らかにした。(i)高温(Th=300°C)と中間(一定)塩分(約12%wt eq.NaCl)でマークされた初期流体を石英(Lqz)中で同定した。この流体は,冷却によるCu,Pb,および硫化亜鉛の堆積にリンクする。(ii)第二熱水流体は低温(Th~200°C)で特性化され,高塩分(~35%wt.NaCl)はAg含有炭酸塩段階(LCa)と関連していた。この後者の流体は,いくつかの微量元素(すなわち,CdとPb)と共にAgをCuに置換し,また二次CuとAgに富む鉱物(黄銅鉱II,ボルネサイトII,輝銅鉱,コベライト,およびストロームライト)のネオフォーメーションと同様に,一次Cu硫化物の変質と同時代である可能性がある。これらの流体の組成は,低共晶温度(T_e~100°C)に基づいて,非常に複雑で,CaCl_2,MgCl_2,LiCl,AgCl,およびLiBrのような塩が存在すると考えられる。しかし,Tagmout鉱床におけるCu-Ag鉱化作用は,2つの異なる鉱化事象と関連する。(i)恐らく初期硫化物ステージ堆積(黄銅鉱I+ボルネサイトI+方鉛鉱II+閃亜鉛鉱)と(ii)Agに富むエピサーマルステージを誘起し,後期原生代火山形成にリンクすると考えられる,Tagmout花崗閃緑岩にリンクした初期熱水イベント。それは,Agに富むパラジェネシス堆積(ストロームライト+Ag-黄銅鉱II+Ag-カルコサイト+Ag-コベライト)の原因であろう。第一段階は,近くのCu Bou Skour鉱床における播種性Cu鉱化作用と類似している。第二段階は,地域規模(Imiter,Zgounder,Jbel Laassal,Tizert,Tazlaght)で知られている。Copyright Saudi Society for Geosciences 2022 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 高温 ,  花崗岩 ,  石英 ,  カドミウム ,  銀 ,  鉄 ,  銅 ,  塩化ナトリウム ,  輝銅鉱 ,  *鉱床 ,  黄銅鉱 ,  *鉱化作用 ,  閃緑岩 ,  微量元素 ,  炭酸塩

著者キーワード (7件)： Cu-Ag鉱化作用 ,  エピサーマル ,  マグマ性母岩 ,  熱水変質 ,  流体 ,  タグムアウト ,  東Saghro

分類 (2件)： 金属鉱床  (DE09030H) ,  岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (6件)： モロッコ ,  鉱床 ,  熱水 ,  鉱化作用 ,  特性化 ,  流体