抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ナノ粒子(NP)は典型的には水生環境において異なるサイズの広い分布を示すが,生物取込と除去に対する粒子サイズ分散の影響に関して利用可能な情報はほとんどない。本研究では,異なるサイズ(例えば,20.0±4.8nm,40.5±4.1nm,および70.8±4.2nm)のポリビニルピロリドン被覆白金ナノ粒子(PVP-PtNP)の,河口端脚類Leptocheirus plumulosusによる取込と除去を研究した。単一粒子-ICP-MS(sp-ICP-MS)を用いて,質量および数PtNP体負荷と同様に,誘導結合プラズマ-質量分析を用いてPtNPに曝露した端脚類における全Pt体負荷を測定することにより,蓄積および除去を測定した。L.plumulosusは,水曝露から異なるサイズのPtNP懸濁液からPtを蓄積し,大部分は溶解PtよりもPtNPとして(例えば>90%)であった。質量および数ベースの取込はPtNPサイズの減少と共に増加し,一方,質量および数に基づく除去はPtNPサイズの増加と共に増大した。48時間の脱離後のPtNPの残留全動物体内負荷はPtNPサイズの減少と共に増加し,70nmのPtNPに曝露した端脚類よりも20nmのPtNPに曝露した端脚類の残留体負荷は約2倍高かった。PtNP流入速度(k_uw)はNPサイズの減少と共に増加し,k_uwは20nm,40nm及び70nmPtNPに対して各々1.07±0.31,0.82±0.22及び0.67±0.10μg/g/dであった。PtNP排出速度(k_e)はPtNPサイズの増加とともに増加し,k_esは20nm,40nmおよび70nmPtNPに対してそれぞれ0.31±0.08,0.66±0.04および0.83±0.07d-1であった。40nmと70nmのPtNPsの混合物に,等しい質量,表面積,または40nmと70nmのPtNPsの個数濃度,L.plumulosusは,すべての混合物から70nmのPtNPsより40nmのPtNPsのより多くの数を蓄積した。混合物中の70nmのPtNPsの増加した曝露濃度は40nmのPtNPsの取込に影響せず,多分散NP懸濁液において,与えられたサイズ画分の取り込みは混合物中の他のサイズ画分に依存しないことを示唆した。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】