文献
J-GLOBAL ID:202202217422836101   整理番号:22A1025543

口腔へん平上皮癌の小胞体ストレスは好中球の免疫抑制を誘導する【JST・京大機械翻訳】

Endoplasmic Reticulum Stress of Oral Squamous Cell Carcinoma Induces Immunosuppression of Neutrophils
著者 (9件):
資料名:
巻: 12  ページ: 818192  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7089A  ISSN: 2234-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
癌細胞の小胞体(ER)ストレスは,癌細胞運命を決定するだけでなく,マクロファージの炎症誘発性または免疫抑制応答も間接的に誘発する。加えて,ERストレス好中球は,レクチン様酸化低密度リポ蛋白質受容体-1(LOX-1)の表面発現により免疫抑制活性を獲得することが知られている。腫瘍ERストレスと免疫抑制性好中球の重要性は頭頚部癌で強調されてきたので,口腔扁平上皮癌(OSCC)のERストレスが好中球をLOX-1発現免疫抑制表現型に変換すると仮定した。2つのヒトOSCC細胞株,SCC25およびOML1を,ERストレス誘導因子,賦形剤またはタプシガルギン(THG)のどちらかで処理した。これらの腫瘍馴化培地(TCM)をそれに応じて採取した。次に,健康なドナーからのヒト末梢血好中球を,これらのTCMで培養した。結果は,THG処理TCMで培養した好中球が,賦形剤処理TCMで培養したそれらと比較して,LOX-1のより高い発現を有することを示した。さらに,インターロイキン-2/抗CD3/抗CD28活性化自己T細胞増殖アッセイによって,THG処理TCMによって調整した好中球は,賦形剤処理TCMによって調整されたものより,T細胞増殖を阻害することを示した。これらの新規知見は,OSCCのERストレスが,LOX-1を発現し,免疫抑制能を獲得する好中球に伝達できることを示した。著者らの知見は,腫瘍細胞と好中球の間の「伝染性」ERストレスの存在をさらに支持した。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
引用文献 (28件):
  • Chen X, Cubillos-Ruiz JR. Endoplasmic Reticulum Stress Signals in the Tumour and its Microenvironment. Nat Rev Cancer (2021) 21(2):71-88. doi: doi: 10.1038/s41568-020-00312-2
  • Wei C, Yang X, Liu N, Geng J, Tai Y, Sun Z, et al. Tumor Microenvironment Regulation by the Endoplasmic Reticulum Stress Transmission Mediator Golgi Protein 73 in Mice. Hepatology (2019) 70(3):851-70. doi: doi: 10.1002/hep.30549
  • Mahadevan NR, Rodvold J, Sepulveda H, Rossi S, Drew AF, Zanetti M. Transmission of Endoplasmic Reticulum Stress and Pro-Inflammation From Tumor Cells to Myeloid Cells. Proc Natl Acad Sci USA (2011) 108(16):6561-6. doi: doi: 10.1073/pnas.1008942108
  • Cullen SJ, Fatemie S, Ladiges W. Breast Tumor Cells Primed by Endoplasmic Reticulum Stress Remodel Macrophage Phenotype. Am J Cancer Res (2013) 3(2):196-210. doi: 10.1073/pnas.1008942108
  • Jiang Z, Zhang G, Huang L, Yuan Y, Wu C, Li Y. Transmissible Endoplasmic Reticulum Stress: A Novel Perspective on Tumor Immunity. Front Cell Dev Biol (2020) 8:846. doi: doi: 10.3389/fcell.2020.00846
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る