抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・組織不正に関する先行研究を概観・整理し,その概念が視点や考え方によって様々であること,またそのことからある種の不正を防止しようと対策しても,別の不正が発生しやすいことを指摘。
・先行研究を整理し「誰のための不正か」「どのように不正は起こるのか」「どのように不正は定着するか」について解説・考察。
・現在導入されている不正防止策として,コーポレートガバナンス改革,コンプライアンス体制の整備,企業行動規範の制定,内部統制の実施,倫理教育実施など9項目を挙げ,それらで防止できていないことを指摘。
・不正が起こり続けているという現象の解明に「組織事故」を対象とした組織不正研究の援用を提起。
・組織事故研究では,個人事故と組織事故を明確に区別した上でその影響が組織全体に及ぶ「組織事故発生メカニズム」を明らかにしているとして,その内容を解説。