抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,電子素子の局所集中的な発熱部を効率的に冷却することを目的として,CPUの発熱特性を考慮し,効率的にCPUを冷却できる新規の同心円状マイクロチャネルプレートを設計した。次に,この新規マイクロチャネルプレートの冷媒に水を用いた場合の熱伝達実験を行い,基本的な熱伝達特性を把握した。さらに,単純な構造の直線状マイクロチャネルプレートを用いた結果との比較により,同心円状マイクロチャネルプレートの熱伝達促進効果を検討した。同心円状マイクロチャネルプレートを用いることで,ヒーター中心部の温度を約25°Cに保つことができ,直線状マイクロチャネルプレートと比較しても,約8~23°Cの温度上昇を抑えることが可能となる。同心円状マイクロチャネルプレートの熱伝達係数は6~8 kW/m
2Kとほぼ一定であり,同じ熱量と同じ流量での直線状マイクロチャネルプレートの熱伝達係数より約4倍高い。さらに,これらの研究結果を,過去に提案されている直線状マイクロチャネルの単相強制対流層流熱伝達の実験相関式と比較した。(翻訳著者抄録)