文献

J-GLOBAL ID：202202221528985987   整理番号：22A0931469

2020年および2021年の福井県におけるブナ科樹木3種の着果状況

Acorn crops of 3 Fagaceae species in Fukui prefecture in 2020 and 2021.

著者 (1件)： 佐野沙樹 (福井県自然保護セ)
資料名： 福井県自然保護センター研究報告  (Ciconia)
巻： 25  ページ： 85-95  発行年： 2022年03月23日 
JST資料番号： J1500A  ISSN： 1342-0933  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 秋季のツキノワグマ大量出没予測の基礎資料とするため,2020年および2021年の夏季に,県内46地点においてブナ科樹種3種(ブナ,ミズナラ,コナラ)の着果状況を調査した.福井県全体の2020年の作柄は,ブナが凶作,ミズナラとコナラが不作であった.また,2021年の作柄は,ブナが並作,ミズナラとコナラが不作であった.2020年の秋季はツキノワグマの大量出没が発生した.これは高標高域に生育するブナおよびミズナラの作柄不良で山地におけるツキノワグマの餌資源が不足したことが一因と考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *福井県 ,  *ブナ科 ,  *結実 ,  クマ科 ,  動物影響 ,  ブナ ,  ミズナラ ,  コナラ ,  資源 ,  管理 ,  環境保全 ,  実態調査 ,  森林調査
準シソーラス用語： *ツキノワグマ ,  *餌資源 ,  結実率 ,  森林保全 ,  生育状況 ,  野生動物管理

分類 (3件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  森林生物学一般  (FF02010T) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (25件)：

• 福井県安全環境部自然環境課.2017.第2期 福井県第一種特定鳥獣保護計画(ツキノワグマ). https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shizen/tixyouzixyuu/bear_d/fil/plan.pdf(参照:2019/12/27).
• 福井県自然保護センター.2020.2018年の福井県におけるブナ科樹木3種の着果状況.Ciconia(福井県自然保護センター研究報告)23:52-62.
• 福井県自然保護センター.2021.2019年の福井県におけるブナ科樹木3種の着果状況.Ciconia(福井県自然保護センター研究報告)24:45-55.
• 後藤優介.2014.北陸地域でのクマの分布動向.日本クマネットワーク(編)「ツキノワグマおよびヒグマの分布域拡縮の現況把握と軋轢抑止および危機個体群回復のための支援事業」報告書.日本クマネットワーク,茨城.pp. 40-49.
• 石川県生活環境部自然環境課.2021.ツキノワグマのエサ資源調査(豊凶予測)について(R3年9月13日).https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/kuma/r3esakekka.html(参照:2021/12/18)

タイトルに関連する用語 (5件)： 福井 ,  ブナ科 ,  樹木 ,  着果 ,  状況