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J-GLOBAL ID：202202221573635083   整理番号：22A0367206

河川堤防の越水破堤・氾濫特性に及ぼす洪水流量の影響評価

CHARACTERISTICS OF LEVEE BREACH AND INUNDATION INFLUENCED BY VARIATIONS OF RIVER DISCHARGE

著者 (2件)： 岩倉浩土 (日本工営株式会社 中央研究所) ,  楳田真也 (金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_913-I_918(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超過洪水による堤防の決壊や氾濫に与える河川流量の規模や継続時間の影響を評価することを目的として,鬼怒川の破堤事例を対象に,河道・堤防・堤内地の水理・土砂移動・地形変化の一体解析を行った.破堤幅,破堤深さ,侵食・堆積地形や浸水深等を良好に再現し,本モデルの適用性を検証した.二つの河川の破堤時の推定流量を基準に,流量波形を系統的に変化させた解析を行い,最終的な破堤口の幅や深さは流量規模や流量継続時間により大きく変化した.家屋倒壊等氾濫想定区域と流量波形との関係から,総流量よりもピーク流量の変化が,破堤点付近の家屋被害の範囲に与える影響が大きいことを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *河川堤防 ,  洪水 ,  *破壊 ,  *河川流 ,  流量 ,  数値解析 ,  河川 ,  危険区域
準シソーラス用語： 越水 ,  鬼怒川 ,  *洪水流量 ,  *破堤 ,  氾濫

著者キーワード (6件)： levee breaching ,  flood discharge ,  overflow ,  inundation ,  Kinugawa River ,  Delft3D

分類 (2件)： 河川工事  (RC12030X) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (13件)：

• 1) 国土交通省水管理・国土保全局河川環境課水防企画室,国土技術政策総合研究所河川研究部水害研究室:洪水浸水想定区域図作成マニュアル(第4版), 121p, 2017.
• 2) 栗城稔,末次忠司,小林裕明,田中義人:横越流特性を考慮した破堤氾濫流公式の検討, 土木技術資料 38-11,pp. 56-61, 1996.
• 3) 楳田真也,根岸和憲:河川堤防の越水破堤・氾濫過程への混合粒径型モデルの適用性,土木学会論文集 B1(水工学), Vol. 74, No. 5, I_799-I_804, 2018.
• 4) 楳田真也,岩倉浩土:堤体材料の粒径分布を考慮した河川堤防の越水破堤・氾濫解析モデルの有用性, 土木学会論文集 B1(水工学), Vol. 75, No. 2, I_1387-I_1392, 2019.
• 5) 国土交通省 鬼怒川堤防調査委員会:鬼怒川堤防調査委員会報告書, 79p, 2016.

タイトルに関連する用語 (5件)： 河川堤防 ,  越水 ,  破堤 ,  氾濫 ,  影響評価